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 地球の表面の70%を占め、大量の水をたたえる海は、気候の安定、物質の循環・再生機能、生物の多様性維持、水産資源の維持、運輸・物流など様々な役割を果たしています。この海の環境に今、さまざまな異変が起き環境の悪化が深刻な問題となっています。
 地球温暖化等に伴う水温上昇で、世界各地のサンゴ礁や藻場、マングローブ林が破壊されたり、外来生物のまん延により従来の生態系バランスが崩壊するなど様々な環境変化による悪影響が広がっています。

 また、海洋汚染など人為的要因による悪影響も深刻で、海上保安庁の調査によると国内で発生している油や廃棄物等による海洋汚染の大半は、船舶における燃料給油時等の取扱不注意による排出や廃棄物の不法投棄が原因となっているそうです。
 これらの環境の変化だけでなく、海上で船舶同士が衝突したり浅瀬に乗り上げで座礁するなどの海難事故が発生すると、原油等の流出、火災等により事故船舶だけでなく周辺の海域、施設、環境にも重大な影響を及ぼす可能性があります。
 こうした海難事故を未然に防ぎ、海上交通の船舶交通の安全確保及び運航能率の向上を図るために、海上保安庁では海上交通ルール遵守の指導、海上交通情報の提供等安全航行のための施策を行い、海の環境保全に取り組んでいます。

参考資料:47NEWS 第三回 海の環境破壊、各地で深刻 地球温暖化や沿岸開発 - 環境リレー企画 
参考資料:海上保安庁の施策 - 海洋環境の保全 

 東京湾や伊勢湾のような閉鎖性が高く大都市圏に面した海域では、生活排水や工業排水などの流入に加えて、外界との海水の循環が起こりにくいため、富栄養化や水質汚染による海の環境や生き物へ深刻な影響が問題となっています。
 これらの海域における深刻な問題を改善して、環境を保全するために「全国海の再生プロジェクト」として、海上保安庁及び国土交通省を中心とする関係省庁及び地方公共団体が連携して、沿岸の陸地部からの汚濁負荷削減対策、海域の環境改善対策、環境モニタリング等の各種施策が実施されています。

 2002年に東京湾再生プロジェクトがスタートして以来、現在では東京湾、伊勢湾、大阪湾、広島湾の全国4海域でプロジェクトがすすめられています。プロジェクトの主な取り組み内容は以下の5つです。

(1)陸域からの汚濁負荷の削減
 合流式下水道の改善、下水道の高度処理の推進、湿地や河口干潟の再生など

(2)海域環境の改善
 干潟・藻場等の再生・創出、汚泥の除去や底質の改善など

(3)環境モニタリング
 水質測定、人工衛星を利用した赤潮等の常時監視など

(4)海域の環境教育
 漂着ゴミ調査、海洋環境保全教室など

(5)市民参加型のイベント
 海浜清掃、シンポジウムなど

参考資料:全国海の再生プロジェクト 


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