宇宙空間で静止衛星による太陽光発電を行い、そのエネルギーを地球に無線伝送してエネルギー供給を行う宇宙太陽光発電を、クリーンなエネルギー源として実用化するための研究が、日本でも本格的に始まりました。
従来の地上で行われる太陽光発電は夜間や雨天の日などは利用できず、自然条件の影響で発電出力が不安定になるなど、大規模なエネルギー源としての安定利用には問題があります。
宇宙ではこうした制限を受けずに、ほぼ24時間、365日太陽エネルギーを利用することができます。また、地上での太陽光発電に比べて発電効率も5〜10倍ほど高いとされています。
ただ、宇宙太陽光発電の実用化にはまだいくつかの課題が残されています。
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