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NAS電池=ナトリウム(Na)・硫黄(S)電池
※一般的に二次電池は正負極の材料から名前が付けられます

 日常で使われている電池には、使い切りタイプで充電のできない乾電池のような「一次電池」と、携帯電話やノートパソコンのバッテリー、自動車のバッテリーのように充電することで繰り返し使える「二次電池」があります。NAS電池も充電と放電を繰り返し行える二次電池の一種です。
 自動車のバッテリーなどに使われている鉛蓄電池と比較して、NAS電池は、同じ体積で3倍のエネルギーを蓄えられるので、狭いスペースでもコンパクトに多くの電気を蓄えられます。また、電解質が固体なので自己放電しにくく、充放電効率が高いことと、充放電が2000回以上可能で繰り返し使えることも特徴です。
 大気中の酸素との反応を防ぐためにNAS電池は完全密閉構造の単電池を使用しているので万一故障した時も、外部へナトリウムや硫黄が漏れない安全設計です。また、燃焼を伴わないため、大気汚染物質の発生もありません。
 主な二次電池の性能比較は以下の表のようになります。

参考資料:電気エネルギー蓄積技術の現状と適用(PDF) 

 高エネルギー密度、高効率、長期耐久性等の特徴を持つNAS電池は、電力負荷の少ない夜間電力を利用して充電し、電力負荷の大きい昼間に放電することで電気代の節約と契約電力量の削減を実現できます。夜間電力は昼間電力に比べて発電時に排出されるCO2の量が少ないため、地球温暖化防止の視点から見ても効果的です。
 また、落雷等による瞬時電圧低下や停電発生時のバックアップ電源用の大容量二次電池として、重要設備の電源安定化にも貢献しています。こうした性能から、工場、医療機関、店舗、浄水場、下水処理場等の施設で利用されています。
 NAS電池は、環境に優しい太陽光発電風力発電などの自然エネルギー発電が、天候の変化や時間帯等の諸条件により発電量が増減して安定しにくいという課題の解決にも役立っています。発電量が多い時には余剰分を充電し、発電量が少ない時には充電した電力を放電することで、常に安定した出力を確保した電力供給源として利用しやすくなります。

参考資料:NAS電池の概要(PDF) 


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