太陽の光エネルギーを吸収し、それを利用して発電する装置を「太陽電池」といいます。太陽電池の構造は、2つの電極の内側に性質の異なる2種類(P型、N型)の半導体(シリコン)を重ね合わせた形でできています。この半導体は、太陽の光が当たると光エネルギーを吸収して、プラス(+)とマイナス(−)の粒子を発生する特性(光電効果)があります。そして、マイナスの粒子はN型半導体へ、プラスの粒子はP型半導体へ集まり、両端の電極から電流が流れて電気が発生します こうした半導体の特性を利用した太陽電池を使って、太陽光のエネルギーを電気に変えていくのが、太陽光発電の基本的な仕組みです。 ちなみに、太陽光発電は「ソーラー」発電とも言い、このソーラー(solar)とは、日本語で「太陽の」という意味があり、ラテン語の「sol=太陽」を語源としています。
参考資料:環境省/太陽発電の仕組み(PDF)
◎太陽光のエネルギーを利用して発電するので、燃料を使わないためCO2やその他の温室効果ガス、有害な物質などを出しません。 ◎発電時に大きな振動や騒音が発生しないため、周辺環境への悪影響の心配がほとんどありません。 ◎使用部品に作動部分がほとんど無く、機械メンテナンスの手間が少なくてすみます。
参考資料:JPEA 太陽光発電協会
エネルギーがこんなに身近かな場所で生まれています。皆さんも、街のあちこちで設置され始めた太陽光パネルをはじめ、クリーンエネルギーについて考えてみませんか。
電気は買うものから、自分で造る時代になってくるのかもしれませんね。