世界の森林はさまざまな要因により減少を続けており、地球規模の環境問題となっています。この要因の一つとして、その国の森林関連法規やワシントン条約、ILO基準など国際条約に違反して森林伐採が行われる「違法伐採」が指摘されています。
フェアウッドという言葉は、もともと木材の持続可能な利用を推進するためにNGO/NPOなど民間団体が進めていた「フェアウッドキャンペーン」が使用していたものです。
このフェアウッドの利用を促進することで、違法伐採によって得られた木材の輸入や使用を食い止め、無秩序な違法伐採を阻止することができるそうです。
こうした民間の取り組みを受けて、日本政府もフェアウッドの概念を導入し、国有林における合法で持続可能な木材の供給の促進に取り組んでいます。
また、林野庁では「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」を定めています。
|