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 人々が暮らす集落と、それを取り巻く二次林、農地、ため池、草原等で構成されて、昔から暮らしに深い関わりがあった身近な自然環境を里地里山といいます。
 都市部周辺では開発等により里地里山の質が低下したり消失していました。しかし環境問題への関心が高まる中で、生物多様性の保護や災害予防の面からも、里地里山の果たす役割や重要性が改めて見直されるようになりました。また、豊かな自然環境を活かした環境教育やレクリエーションの場、都市部と地方の交流拠点等としても注目されています。
 こうした恩恵の数々をこれからも利用していくためにも、里地里山を適切に保全・管理して、大切にしていくことが重要とされています。

※現在の二次林
燃料が薪や炭からガスや石油に変化した現在では、二次林の利用・伐採の機会を失い、林が暗く、生き物が減っています。

 里地里山には、メダカ、カエル、ナマズ、トンボ等をはじめ様々な動植物がすんでいます。その中には絶滅の恐れがある希少種も多く含まれています。
 環境省の調査では、国内で絶滅危惧種が集中して生息する地域のうち、動物で49%、植物で55%が里地里山の範囲に含まれるとされています。このように様々な生き物が生息する場所としても、里地里山は生物多様性に深く関わっています

 また、2010年に名古屋市での開催が決定した、生物多様性条約の国際会議COP10では、人間と自然が共生するモデルとして「里山」が取り上げられます。

東山の森(名古屋市千種区)

2010年開催のCOP10では、里山再生の例
として紹介される予定(2008年6月現在)

参考資料:環境省自然環境局「里地里山パンフレット」 
参考資料:中日新聞2008年5月31日「COP10、名古屋決定 2010年開催「里山」アピール」 


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