太くまっすぐな樹木を育てるためには、常に充分な光が根元まで届くように調整することが重要となります。そこで、人の手で植えられた人工林では樹木の成長に合わせて一定の間隔で伐採して間引き、森林の中まで十分に光が届くようにします。これが「間伐」といわれる作業です。
この間伐には、曲がったり病気や害虫などにより弱った育ちのよくない木を取り除き、元気な木を残して選別していく目的もあります。
定期的に間伐を行うと、森林の地面まで日光が届くようになり、樹木は十分に光合成ができ、幹も太く成長するようになります。さらに地面の草も育ち、森林に暮らす様々な生き物にも快適な環境が作られます。
|