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 植物の葉は、大気中から吸収した二酸化炭素(CO2)と、土から吸収した水(H2O)を使い、日光のエネルギーを吸収することで、ブドウ糖(C6H12O6)などの炭水化物(養分)をつくり成長します。同時に酸素(O2)を発生します。この一連の作用を光合成といいます。
 この光合成によってCO
2が吸収・消費されるので、植物には大気中のCO2を減らす効果があるとされています。
 光合成で作られた炭水化物(養分)に含まれる炭素(C)は、もともと大気中のCO
2の中に含まれていたものです。そのため、植物資源を燃やしてCO2を発生させても、大気中のCO2総量の増減には影響を与えないとされています。

参考資料:光合成の教室 

 たくさんの樹木が光合成を行い、大気中のCO2を吸収する森林は、地球温暖化対策に役立つCO2吸収源として期待されています。
 ヒノキ等の針葉樹林は、ブナ、ケヤキ等の広葉樹林に比べて樹木のCO
2吸収量が多く、より大きな役割を果たします。

【1ヘクタールの森林(20年生前後)が1年間で吸収するCO2の平均量】

ヒノキ スギ 天然広葉樹

12.1トン

11.3トン

5.1トン

※上記データは一般的な平均値です。
実際の炭素吸収量は、地域、立地環境等の諸条件によって異なります。

参考:人間一人が1年間に呼吸で排出するCO2はスギ約23本分の吸収量に当たります。

出典:独立行政法人 森林総合研究所 温暖化対応推進拠点


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