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 1960年代後半からの高度経済成長期以降、地方から都会へと働く人々が流動化して、地方の農村部には高齢者だけが残るという傾向が40年間近く続いてきました。
 そのため、農村地域では農業の停滞や過疎化・高齢化などによる活力低下が深刻な問題となっています。

 しかし、最近ではライフスタイルや価値観の多様化や、農村地域の伝統文化を育む“ゆとりある生活”や、豊かで美しい自然空間の“やすらぎ”などを求めるニーズ等も増え、地方での生活を望む都市生活者や定年退職者を中心に、健康的で安らぎある生活を求めて農村地域への回帰運動が始まっているといわれています。

 また、最近では日本人の心の故郷でもある里山の保全・再生にNPO法人の活動も、日本全国に広がっています。

 こうしたNPO法人と、都市部から農村に憧れを持ってJターン・Uターン・Iターンで移住してきた人々や、従来から農村に暮らす人々が三位一体となって協力しながら里山保全に取り組んでいるところも少なくないそうです。

 都市部に暮らす人々に農村回帰のニーズが高まる中で、普通の観光旅行とは異なり、旅行を通じてその土地の自然や文化を体験できる「グリーンツーリズム」が注目されているようです。
 これは、農山漁村において、その地域の自然、文化、地元の人々との交流を楽しむ滞在型の旅の総称です。
 ヨーロッパの国々では、心の豊かさを得るために農村に滞在しバカンスを過ごすスタイルが普及していますが、日本でも都市住民の関心の高まりを背景に、全国各地の市町村の地域活性化の有効な手段としても注目され、受入体制の強化等意欲的な取り組みが行われています。
 具体的には、直売所での地域農産物の購入や農林漁業体験施設で加工体験を行ったり,市民農園を借りて野菜などを作ったり、体験民宿に宿泊して古くから伝わる工芸体験をしたり等様々な体験の機会が設けられているようです。

 参考資料:GreenTourism - グリーン・ツーリズム 

農村回帰とは

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