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 サンゴの白化現象は、高水温・低水温・強い光・紫外線・低い塩分等により、サンゴの体内で共生する褐虫藻を失われることで発生します。
 白化した直後はまだサンゴは生きていますが、体内の共生藻が戻らずに白化した状態が長く続くと、藻の光合成による養分が得られず、サンゴは死んでしまいます。
 サンゴ礁で暮らす生き物は、これまでに確認されている海洋生物種(魚類、甲殻類、貝類、プランクトン等)のうち4種に1種(約25%)、海洋魚類については少なくても65%が生息しているとされてます。
 サンゴ白化が進むと、こうした多くの海洋生物の生息場所が無くなるため、サンゴ礁を中心として成り立っている海の生態系が崩れる原因にもなります。

白化現象により先端が白くなったサンゴ

参考資料:サンゴ礁の危機: サンゴの白化 /WWFジャパン サンゴ礁保護研究センター 
参考資料:「情報:農と環境と医療」(北里大学学長室通信)  

 海中に生えている海藻のように植物にも見えるサンゴは、実はイソギンチャク等と同じ仲間の動物で、主に動物プランクトンを餌としています。さらに、自分で捕まえる餌以外にも、体内に共生している植物の褐虫藻が行う光合成からも養分を得ています。
 ちなみに、色とりどりの美しいサンゴの色は、体内で共生している褐虫藻の色が、サンゴの体を通して透けて見えているものです。
 魚類をはじめ様々な海の生き物が暮らすサンゴ礁とは、造礁(ぞうしょう)サンゴといわれる種類のサンゴが石灰質の骨格を積み重ねて、海面近くまで高まりを造っている地形のことをいいます。

参考資料:日本サンゴ礁学会「サンゴ礁Q&A」 

サンゴ白化とは


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