サンゴの白化現象は、高水温・低水温・強い光・紫外線・低い塩分等により、サンゴの体内で共生する褐虫藻を失われることで発生します。
白化した直後はまだサンゴは生きていますが、体内の共生藻が戻らずに白化した状態が長く続くと、藻の光合成による養分が得られず、サンゴは死んでしまいます。
サンゴ礁で暮らす生き物は、これまでに確認されている海洋生物種(魚類、甲殻類、貝類、プランクトン等)のうち4種に1種(約25%)、海洋魚類については少なくても65%が生息しているとされてます。
サンゴ白化が進むと、こうした多くの海洋生物の生息場所が無くなるため、サンゴ礁を中心として成り立っている海の生態系が崩れる原因にもなります。
|