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 自然環境との調和を大切にしてきた里山には棚田をはじめとした美しい風景を見ることができます。人と自然の調和が生み出した里山ならではの芸術といえます。
 また、富山県の五箇山に残る、田畑の収穫を願う「麦屋節」や、子供の成長を願った「コキリコ節」をはじめとして、全国各地での里山で受け継がれている民謡やおどりも、長々と歴史の中で育まれてきた里山芸術です。
 さらに、五箇山からほど近い井波(南砺市)では、150件の工房に外国人も含め約300人の彫刻師が伝統彫の技を継承しています。こうした伝統的な彫刻等も一つの里山芸術です。
 里山の風景や伝統的な文化だけでなく最近では、里山を題材とした現代アートも作られており、それらも里山芸術に含まれるといえます。

「こきりこ」
「城端むぎや祭」 「井波彫刻」

出典:富山紀行(パンフレット)

 芸術作品を見学したい時には美術館や博物館へ行きます。キャンバス描かれた油絵や水彩画、さらには著名作家の彫刻を見たりして、共感や感動を覚えるのが一般的な芸術との触れ合いです。
 ここでいう「里山芸術」は、森や村を美術館の代わりにして、大地をキャンパスにアート作品を創造して行くことをいいます。
 有名な里山芸術の祭典に「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2009」があります。この祭典は2000年から始まって、3年に一度開催されており、今回で3回目だそうです。
 東京23区より広い新潟県南端の森と山村の過疎集落地域が、活気に満ちあふれるそうです。
美しい棚田や郷愁を誘う里山が現代アートの作家を中心に参加しています。
 この祭典は「過疎地域を活性化しよう」という主な目的から始まったそうです。当初は、村祭りの域を出ていなかったそうですが、回を重ねる毎に空き家や廃校を再生したり芸術作品の制作に村人が係わったり、さらには芸術祭が終わっても食堂や作品の公開を続けて、観光客を呼び込み雇用につながっているそうです。
 こうして将来へ希望をつないでいって、アートと集落のコラボレーションが広がってきているそうです。
美しい日本の里山の良さを都会に住む日本人に知ってもらおうということだそうです。大地をキャンバスに様々な芸術作品が発表されています。


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