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 最近夏になると、ツル性の植物をネットに這わせて窓の外に立てかけたり、コンクリート建物の壁を這わせたりした緑のカーテンを見かけることが多くなってきました。ここ数年、特に住宅はもとより、学校やビル、工場などの大きな建物でも導入している所が増えています。
 では、この緑のカーテンにはどのような効果があるのでしょうか。
 緑のカーテンには直射日光を遮る「遮蔽(しゃへい)作用」と、葉の裏から水蒸気を放出する「蒸散作用」があります。この2つの効果によりカーテン裏及び室内の温度が下がります。これにより、エアコン使用量が減らせるので、節電・省エネ効果があり、CO2発生も減らせるので地球温暖化対策にも役立ちます。
 また、緑のカーテンにより外壁が覆われると建物のコンクリートや地面に熱が蓄積されにくくなるので、こうした熱の蓄積が原因の一つとされるヒートアイランド現象ゲリラ豪雨を予防することが出来ます。
 さらに植物を利用した緑のカーテンにより、都市部での緑地が増え景観の向上や、見た目や体感的にも快適な空間が生まれます。
 この他にも。緑のカーテンに利用した植物の種類によっては野菜の収穫や、花を楽しむことが出来るなどの実益もあります。

参考資料:緑のカーテンコミュニティサイト│緑のカーテンを町中に広げよう! 

 緑のカーテンに使われる植物として最もポピュラーなのは、「ゴーヤ」です。葉が大きく、葉からの水分の蒸散が盛んなので「緑のカーテン」として遮光・冷却効果に優れています。また、虫もつきにくく、病気にも比較的強い野で、初心者でも栽培しやすいとされています。さらに、苦みがある未成熟の実を収穫し、野菜として利用が出来る点も人気の理由のようです。
 また、生育が旺盛で葉やツルがよく伸びる「アサガオ」も人気の高い植物の一つです。種類が豊富で育てやすく、花を観賞して楽しめるなど様々な理由から人気を集めています。
 葉が大きく育ちやすい「ヘチマ」や「ヒョウタン」も人気が高い植物です。さらに、「キュウリ」、「インゲン」「ツルムラサキ」「ミニカボチャ」等の夏野菜も緑のカーテンとしての役割と共に野菜の収穫というメリットがあります。
 紙風船のような小さな実の形がユニークなことで人気が高い植物としては「フウセンカズラ」があります。
 一年草の植物は秋になると枯れてしまいますが、「ブドウ」「ツルバラ」「ジャスミン」等のつる性の樹木を緑のカーテンとして利用すると、冬を越して、また次の年の夏にも緑のカーテンとして利用することが出来ます。

フウセンカズラ

アサガオ ヒョウタン

参考資料:初心者におすすめの「緑のカーテン」 何でもランキング 日本経済新聞 
参考資料:緑のカーテンなど壁面緑化に適する植物/千葉県 


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