自然公園は土地の所有権の有無に関わらず国や都道府県が地域を指定し、法律や条例による一定の公用制限のもとで、自然の風景地の保護を図る地域制の公園です。
その種類は、「国立公園」「国定公園」「都道府県立公園」の3種類に分かれます。
それぞれ公園の指定者、指定の要件、法令、行政的管理責任者などは異なりますが、自然の風景地を保護するための保護計画と、自然を楽しんでもらうための利用計画が公園ごとに定められ、適正な利用と管理が行われています。
自然公園の制度は、日本における自然環境保全に関する制度の中で歴史的にも古く、生物多様性保全を支える意味でも大きな役割を果たしてきています。
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