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下図の生態系ピラミッドが象徴するように、全ての生物は他の生物とお互いに支えあいながら生きています。このように複雑な関係を、バランスよく保つための基本となるのが「生物多様性」です。 例えば、特定の地域で、ある1種類の昆虫が大幅に減った場合、その昆虫を餌とする生物も減っていきます。こうした影響は他の生物にも及び、生物多様性のバランスが崩れ、最終的にはその地域の生態系全体の危機につながります。 将来も人間を含めた全ての生物が安心して生きていくためには、地球全体で生物多様性を守ることがとても大切なことです。
出典:矢作川流域森林物語(豊田市役所森林課)
参考資料:生物多様性 -Biodiversity- 参考資料:愛知県:平成20年版環境白書の概要 特集1 生物多様性の保全と持続可能な利用に向けて(PDF)
生物多様性条約とは、国際的な生物多様性の保全と持続的利用を実現するために1992年に国連環境開発会議(地球サミット)で採択された条約です。 この条約では、生物の多様性を「生態系」、「種」、「遺伝子」の3つのレベルで捉え、生物多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正な配分を目的としています。
『生物多様性条約』における3つのレベルの多様性
生態系の多様性
種の多様性
遺伝子の多様性
里山、海、湿地、森林等いろいろな場所に、それぞれ異なる生態系があること
様々な動植物や、昆虫、微生物等にいたるまで、多種多様な生物がいること
同じ種類の生物でも、それぞれが異なる多彩な個性を持っていること
参考資料:外務省 生物多様性条約(生物の多様性に関する条約)
COP10とは「生物多様性条約第10回締約国会議」の略称で、2010年にこの国際会議が愛知県名古屋市で開催されます。 この会議は生物多様性条約に参加している国々が、ほぼ2年ごとに集まり行われている環境分野では世界トップクラスの国際会議です。毎回、地球上の多様な生物の保全を図ることなどを目的として、各種の国際的な枠組みを決定しています。 COP10では「里山」をテーマに生物多様性についての国際的な新しい取り組みを、話し合うことが計画されています。 (2008年5月現在)
2010年のCOP10名古屋開催決定を記念して、2008年6月には「生物多様性キックオフシンポジウム」が開催されました。
2010年10月11日 いよいよ始まったCOP10
参考資料:COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の開催について | 愛知県